カウンセリングで気づいた、パワハラから抜け出すために「必要なもの」

こんにちは。

『不安回路』をほどく心理セラピスト/カウンセラー
岸田知佐子(きしだちさこ)です。

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さて、今回も、私自身がパワハラ被害から抜け出した実体験に基づいてお話しいたしますね。

パワハラから脱却できる人と脱却できない人の違い

世の中には、パワハラを受けた経験から立ち直り、自分らしく生き生きと働けるようになる人がいます。

その一方で、職場を変えても、なぜか同じようにパワハラを受け続ける人も少なくありません。

この「パワハラから脱却できる人生」と「脱却できない人生」を分ける違いとは、一体何なのでしょうか?

結論から言うと、それは心の中に残った「傷」を回復させられているかどうかの違いです。

では、その「傷」とは何なのでしょうか? 

それは、すばり「自尊心」です。

パワハラから逃げるのは正解。ただし「自尊心」の回復を忘れずに!

「もう限界だ」と思ったら、パワハラから逃げるために転職するのは決して悪いことではありません。

自分の心身を守るためには、今すぐその場を離れることが最優先だからです。

しかし、ここで一つ心に留めておいてほしいことがあります。 

それは,

「自尊心を回復させないまま、転職をしても根本的な解決にはならない」

ということです。

ですから、転職する前に、かならず「自尊心」を回復させておきましょう。 

これをしないまま転職をしても、再びパワハラの被害に遭う可能性があります。

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【解説】『自尊心』とは?
「自尊心」とは、自分の存在や心をありのままに尊重すること。

「プライド」と混同されやすいですが、他人との比較に左右されるのが「プライド」、左右されないのが「自尊心」といえます。

<比較表:自尊心とプライド>

項目自尊心(Self-esteem)プライド
意識の向き自分(内向き:自分を尊重)他人や理想(外向き:他人と比較)
心の状態「ありのままの自分」を肯定している優越感を感じたい/劣等感を隠したい
他人の意見
への反応
柔軟
(アドバイスとして受け入れられる)
防御的
(批判や干渉だと捉えて反発する)
情緒安定性周囲に振り回されず、いつも穏やか状況によって傷つきやすく、揺れやすい

自尊心が低いままだと再びパワハラを引き寄せてしまうから

ではなぜ、『自尊心』を失ったままだと、転職しても同じ目に遭いやすくなるのでしょうか。

自尊心を失う大きな原因の一つに、周囲からの継続的な否定や叱責があります。 

パワハラを受けると、繰り返し否定されるうちに

「自分はダメな人間だ」
「自分には価値がない」

と思い込んでしまいます。

「あなたの価値」と「仕事上の出来事(事実)」はまったく別ものであるにも関わらず、攻撃を受け続けると…

「ミスをする自分=価値のないダメな人間」

という誤った思い込みをするようになり、これが自尊心を失う結果となってしまいます。

この状態で新しい職場に行くと、どうなるでしょうか。

少し注意されただけで「やっぱり私はダメだ」と過剰に落ち込み、おどおどして周りの顔色を伺うようになり、自尊心をさらに失います。

その結果、再び強い立場の人からターゲットとして目をつけられやすくなってしまうのです。

私自身も過去に、パワハラに苦しんでいた時期がありました。 

絶望のどん底にいた私は、思い切ってHSP専門カウンセラーのカウンセリングを受けてみることにしたのです。

そのカウンセラーの方は、私の苦しい気持ちを否定することなく、すべて温かく受け止めてくれました。

「あなたのこれまでの“おこない”は、何も間違っていませんよ」
「ただ、今の環境が悪すぎます。環境を変えましょう」

そのやさしい言葉に触れた瞬間、「私はおかしくなかったんだ」と胸のつかえが取れて、久しぶりに『自尊心』が心の底から沸き上がってきたのです。

すると不思議なことに、そこから周囲の状況が大きく動き始めました。

カウンセリングを受けた翌日、なんと事務職から営業職への異動の辞令が下りたのです。

事務職では、「細かいことを気にしすぎ」とマイナス評価されていたHSP気質でしたが…

営業職では、その細やかさが「配慮が行き届いている」というプラス評価に変わり、クレーム対応や顧客対応の場面でお客さまから深く信頼を寄せていただけるようになったのです。

元上司からのパワハラ行為は、異動後も続きました。 

それでも、お客さまから「ありがとう」と感謝の言葉をいただくうちに、

「私はありのまま(HSP気質のまま)の自分で人の役に立てている!」

という実感が深まり、自尊心はより確かなものとなっていきました。

そうなると、元上司の言動など、ちっぽけで大人げないものにしか感じられません。

こうして成功体験を積み、自尊心を取り戻せたおかげで、その後、転職をしましたが、パワハラの被害に遭うことはなくなったのです。

パワハラの苦しみから本当の意味で抜け出すために必要なのは、我慢し続けることでも、ただ転職すればいいと考えることでもありません。

大切なのは、転職活動を続けながら「傷ついた自分の気持ちを信頼できる人に受け止めてもらい、自尊心を取り戻すこと」です。

これこそが、パワハラ被害の負のループを断ち切るために必要なこと。

もし今、あなたがパワハラで悩み、自己否定に陥り、自信を喪失してしまっているなら、まずは傷ついた自分の心をやさしく癒やすことから始めてみませんか?

今、どんなに苦しい状態であっても、自尊心を取り戻せば人生を変えることは可能です。

かつて私がカウンセラーに救われたように、今度は私があなたのお気持ちを一つひとつ丁寧にお伺いし、失われた自尊心を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

パワハラの連鎖を終わらせて、あなたらしく生き生きと歩める毎日を一緒につくっていきましょう。

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