こんにちは。
『不安回路』をほどく心理セラピスト/カウンセラー
岸田知佐子(きしだちさこ)です。
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私たちが悩みに向き合うとき、問題の「原因」にフォーカスしがちです。
以前、『トラウマが潔癖症の「原因」だと分かったことで症状が緩和した』という自身の体験談を書きました。
▶関連記事:[潔癖症になった「原因」、考えたことありますか?]はこちら
しかし、すべての人が「原因」を見つけることで楽になれるわけではありませんよね。
「過去のことを考えるとかえって辛くなる」
「トラウマには、できれば向き合いたくない」
そんな方もいらっしゃるでしょう。

実は、過去のトラウマや原因を深掘りしなくても、潔癖症を楽にしていく方法があります。
それが「解決志向ブリーフセラピー」という方法です。
「原因」を追究するのではなく、「どうすれば今より少しでも楽になれるか」という『解決策』に目を向けていきます。
今回は、「解決志向ブリーフセラピー」の“3つの法則”をご紹介します。
法則1:うまくいっているなら変えようとしない
1つ目は、「今うまくいっている行動は、変えなくていい」ということ。
例えば、
・帰宅後の手洗いなど、決まったルーティンを終えれば安心して過ごせる
・外出着やカバンの置き場所を決めておくと、落ち着いていられる
潔癖症に悩んでいると、「少しでも気になるところがあれば、もっと良くしなければ」と考えてしまうことがあります。
しかし、うまく機能している行動は無理に変える必要はありませんので、そのまま続けましょう。
法則2:一度やってうまくいったのなら、またそれをやる
2つ目は、「うまくいった方法を繰り返す」ということ。
例えば、
・手が汚れたついでにトイレ掃除をしたら、手洗いを1回分減らせた
・そのときの直感を信じて行動したら、嫌な思いをせずに済んだ
以下は、私の実体験です。
以前、深夜の電車に乗っていたとき、隣にお酒に酔った人が座りました。
強い違和感を覚え「離れた方がよさそうだ」と直感的に席を立ったのです。
すると、直後に車内が騒然としたので振り返ると、その人が嘔吐していました。
「席を移動するのは失礼かも」と我慢せず、自分の直感に従ったことで嫌な目に遭わずに済んだのです。

私は元来、“我慢癖”がありますが、違和感を無視せず行動したことで難を逃れた体験でした。
どんな小さなことでも良いので、成功体験は取り入れて繰り返し行いましょう。
法則3:うまくいかないなら、何でもいいから違うことをやる
3つ目は、「いつもの方法でうまくいかないなら、違うことを試す」ということ。
いつも通り手洗いや消毒を繰り返しているのに不安が消えないなら、その方法は今のあなたに合っていないのかもしれません。
そんなときは、無理のない範囲であえて行動パターンを変えてみましょう。
例えば、
・イヤになるまで(飽きるまで)徹底的に手洗い・消毒をしてみる
・逆に、思い切って手洗い・消毒を1回だけやめてみる
以下は、私の実体験です。
コロナ禍、私はスーパーで買った袋入りの商品を一つひとつ消毒していました。
「袋にコロナウィルスが付いていて、感染したらどうしよう」と考えていたのです。
しかし、ある日疲れ切って消毒する気力が湧かず、家族がそのまま商品を冷蔵庫へ。
直後、強い不安に襲われましたが、恐れていたコロナ感染は起こりませんでした。

この「いつもと違う行動」が、私に大きな気づきを与えてくれました。
「消毒しなければ大変なことになる」というのは思い込みだと気づき、過剰な消毒から少しずつ解放されていったのです。
「原因」ではなく「解決法」に注目すれば、潔癖症を和らげることは可能
この3つの法則を意識すれば、過去のトラウマや原因を深掘りしなくても、潔癖症を緩和していくことはできます。
法則1:日常的にうまくいっている行動は、そのまま継続する
法則2:少しでもうまくいった行動は、日常に取り入れて繰り返す
法則3:うまくいかなかった行動は、別の方法に変える

「どうして私は潔癖症になったのだろう」
と過去の『原因』を探すのではなく、
「これから、どうすれば少し楽になれるだろう?」
と望む未来に向けた『解決策』に目を向けましょう。
まずは、日常の中にある「うまくいっていること」や「成功体験」を見つけることから。
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「何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのか分からない」
「行動を変えるのは不安」
そんな方は、カウンセリングで私と一緒に考えてみませんか?
過去のトラウマを無理に掘り下げるのではなく、今のあなたに合った「楽になる方法」を一緒に見つけていきましょう。
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