HSPはスピードを重視しない方がいい?

こんにちは。
繊細女性の『不安回路』をほどくお手伝いをしております、
心理セラピストの岸田知佐子(きしだちさこ)です。

「もっと早くしなきゃ!」
「でも、周りについていけない…」

そんなふうに、スピードを求められる社会の中で、しんどさを感じているHSP女性は少なくありません。

今日は、「HSPとスピード感」について、少しお話してみたいと思います。

HSPにとって「時間がかかる」のは自然なこと

「タイパ」「即レス」「即決」など、今はスピードが重視される時代ですよね。

その中で、
「自分は要領が悪いのかな… 」
「なんでみんなみたいに早くできないんだろう… 」

そんなふうに、自分を責めてしまうことはありませんか? 

特にHSP気質の方は、そう感じやすい傾向があります。

でも最初にお伝えしたいのは、その“時間がかかる性質”を悲観する必要はないということです。

なぜなら、HSPにとって「時間がかかる」のは、あなたの特性が自然と表れている状態だから。

では、その理由をご説明しましょう。

HSPには物事を深く考える特性があるから

HSP提唱者のエレイン・アーロン博士は、HSPの特徴を「DOES(ダズ)」という4つの特性で説明しています。

D:Depth of Processing(深く処理すること)

O:Overstimulation(刺激を受けすぎること)

E:Emotional reactivity and empathy(感情が動きやすく、共感しやすいこと)

S:Sensitivity to subtleties(小さな変化や違和感に気づきやすいこと)

つまり、HSPのあなたは、入ってきた情報をただ受け取るだけでなく…

「小さな違和感に気づき」
「色んな角度から考える」
のです。

さらに、「もしこうなったら?」とリスクを先回りして考える能力にも優れています。

だからこそ、1つのことを決めるのに時間がかかるのです。

しかし、これは決して「悪い」ことではありません。

無意識に、「何事にも丁寧に取り組もう」としているにすぎないのです。

例えば、SNSの返信に「時間がかかる」のは丁寧さの表れ

例えば、こんな場面で「時間がかかる」ことはありませんか?

・SNSの返信→相手の気持ちを想像しながら丁寧に言葉を選ぶ

・書類の確認→ミスを最小限にし、二度手間にならないよう丁寧に確認する

・買い物→「本当に自分に必要か」「長く使えるか」を吟味して購入する

ここでは、私の実体験をお話しますね。

ある講座の仲間と、Facebookで交流していた時のことです。

「どんな言葉なら相手に寄り添えるだろう?」

そんな風に考えながら、何度も読み返しては書き直し、慎重に言葉を選びながら文章を書いていました。

文章では相手の表情が見えないからこそ、相手のことを想像しながら丁寧に言葉を選びます。

文脈におかしなところはないか?
相手を傷つけるような言葉を使ってはいないか?
上から目線になってはいないか?

など、細かいところまで気に掛けながら…。

文章を書き終わったとき、既に数時間が経過していました。

しかし後日、メッセージを読んでくれた相手の方から、

「おかげで元気になったよ、ありがとう。また話を聞いてね」と言ってもらえたのです。

その時は、「あ~、私、人の役に立てたんだ~!」と、本当に嬉しかったですね。

このように、一見マイナスに見える「時間がかかる」という特性は、HSPにとっては「人を大切にしている」からこその強みだといえるのです。

あなたも、日々の行動に時間がかかるのは、それだけ目の前の「人や物事を大切にしているから」だと気づけたのではないでしょうか?

「時間がかかる自分」を責めずに”受け入れてあげる”

HSPのあなたにとって、「時間がかかる」ことは決してダメなことではありません。

 むしろあなたは、
・細かいところまで気づける人
・丁寧に誠実にヒトや物事と向き合える人

なのです。

つまり、「時間がかかる」のは、HSPならではの特性が自然と表れている状態だといえます。

…とはいえ、周りがテキパキ動いているように見えると苦しくなることもありますよね。

そんなときは、こんな言葉が効果的です。

スピードについていけなくて、しんどいよね
でも、丁寧にやりたいのが私だもんね

帰宅後のホッと一息ついた時(例えば、入浴時や就寝前の静かな時間)に、自分をいたわるように声をかけてあげてください。

そうやって、自分の気持ちを否定せずに受け入れられるようになると、少しずつ「私はこれでいい」と思える感覚が育っていきます。

すると、不思議なくらい、周りのスピードや評価に振り回されにくくなっていきますよ。

もし、ひとりで向き合うのが難しいようなら、私がお手伝いをさせていただくことも可能です。
必要と感じられたときは、下のボタンから『お試しカウンセリング』にお越しくださいね。